歯科外来

2016年6月24日金曜日

矯正歯科用語集 その2


前回は矯正歯科治療に出てくる専門用語についての解説をしました。

矯正歯科治療が必要となる歯並びを総称して、不正咬合といいます。
今回は、引き続き不正咬合の種類についての解説を行います。

空隙歯列(くうげきしれつ):空隙歯列とは名前の通り、歯と歯の間にすきまがある歯並びのことをいいます。前回解説した叢生(そうせい)とは対となる不正咬合です。歯が小さい場合や、舌の癖によって起こる場合があります。
なお、乳歯列(こどもの歯)の時には、空隙歯列であるほうが望ましいと言われています。






過蓋咬合(かがいこうごう):かみ合わせが深く、上の前歯が下の前歯をすべて覆ってしまっているような歯並びです。開咬と対となる不正咬合です。下顎の成長が深いかみ合わせによって阻害されると考えられています。




交叉咬合(こうさこうごう):1本または数本の歯において、下の歯が上の歯よりも外側にある歯並びのことをいいます。歯の位置がずれて生えてきた場合や、上顎と下顎の位置がずれている場合に起こる場合があります。
幼少期に交叉咬合があることにより、顎が曲がって成長してしまう恐れがあるため、出来るだけ早い治療をお勧めします。





このように歯並びは人によって多くの種類があります。矯正歯科治療ではこれらの不正咬合の原因を分析し、診断を行った上で治療を開始します。


ご自身やご家族の歯並びに興味を持ってもらい、もし気になることがありましたら矯正初診ダイヤル082-257-1755までお気軽にご連絡ください。


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